鹿島学園高等学校はどんな高校?東京のキャンパスは?

このページでは、鹿島学園高等学校(以降、鹿島学園)について解説しています。

鹿島学園といえば、通信制高校の中でも有名校の1つ。既にご存知の方も多いのではないでしょうか。そして鹿島学園は、通信制高校の中でも珍しい、全日制の高校も同時運営する学校です。全日制を運営しているからこそ得られるメリットもありますので、そちらについても解説していきます。

鹿島学園への入学を考えている方の参考になれば幸いです。

カシマの通信ってどんな学校?

鹿島学園は、学校法人鹿島学園が運営する広域通信制高校です。

茨城県鹿嶋市に本校を構えながら、日本各地にキャンパスをオープンしています。ですので、東京に限らず、全国から鹿島学園に通うことが可能です。

また鹿島学園は、全日制の高校も同時運営する珍しいタイプの通信制高校です。鹿島学園の通信制課程は、2004年に発足しましたが、全日制過程は1989年から運営されており、実績・経験が豊富にあるのが特徴です。

鹿島学園のもう1つの特徴として挙げられるのが、豊富なオプションコースと学習スタイルです。普通の勉強もしたいけど、将来の夢に向かって技術を身につけたい、という方はきっとピッタリのコースが見つかるはずですよ。

それでは、鹿島学園にはどんなオプションコースがあるのか早速見てみましょう。

鹿島学園のオプションコース

まずは、鹿島学園が用意しているオプションコースを一覧で見てみましょう。

  • 大学進学コース
  • アニメ・マンガ・声優コース
  • アクターズコース
  • 音楽コース
  • スポーツコース
  • ファッション・デザインコース
  • ネイル・メイクコース
  • 美容・エステコース
  • ペットコース
  • 製菓コース
  • ITコース
  • スキルアップコース
  • 保育・福祉コース
  • 海外留学コース

このようにこれだけの特殊なコースが用意されています。将来なりたい仕事が決まっている方は活かせそうなコースがあるのではないでしょうか。

それにアニメや声優、ネイル、ITなど時代にマッチしたコースがしっかりと用意されています。

また、進学を目指す人に向けた大学進学コースも当然用意されています。大学進学コースでは、マンツーマンで志望校に向けて徹底的に指導を受けることができます。

鹿島学園は京大、東工大、千葉大をはじめとした国立大学から早稲田、慶応、東京理科大学などの名門まで多くの進学実績があるので、大学進学を目指す方にもお勧めの通信制高校です。

ただしキャンパスによって対応しているコースが異なるので、志望するキャンパスに事前に必ず確認するようにしましょう。

次に鹿島学園の東京にあるキャンパスを見ていきましょう。

東京にある鹿島学園のキャンパス

それでは、早速、東京にある鹿島学園のキャンパスを一覧で見てみましょう。

新宿キャンパス 池袋サンシャインキャンパス
池袋キャンパス(北口) 秋葉原キャンパス
渋谷キャンパス金町キャンパス
両国第一高等学院北千住キャンパス
国際高等学院 原宿校(鹿島学園)赤羽キャンパス
品川キャンパス江東キャンパス
自由が丘キャンパス練馬キャンパス
千歳烏山個別指導キャンパス豊洲キャンパス
月島キャンパス渋谷連携キャンパス(個別指導)
調布キャンパス飯田橋連携キャンパス
立川キャンパス町田キャンパス
エコール八王子(鹿島学園)吉祥寺キャンパス
国分寺キャンパス日暮里キャンパス
池上キャンパス蒲田キャンパス
拝島キャンパス中野キャンパス
寺子屋一心舎 高等部 通信制キャンパス田無キャンパス
音楽学校メーザー・ハウス 高等部国際芸術学園
東京芸能学園高等学校日本宝飾クラフト学院高等部
オリーブスパカレッジ高等部 東京校西新宿声優キャンパス
ニチガク大学受験専門サポート校フリースクール「フェルマータ」(中野)
志成館高等学院 東京校(鹿島学園)ビューティードッグスクール 下北沢校
水道橋連携キャンパス東京音楽芸術学園
原宿表参道シティーキャンパス渋谷駅東口シティーキャンパス
新宿駅西口シティーキャンパス足立学習センター(西新井キャンパス)
目黒キャンパスJTB Next Creation高等学園

このように東京都内だけでも至る箇所に鹿島学園のキャンパスが点在します。ちなみに全国では300箇所以上あるため、近くになくて通えないということは無いでしょう。

しかし、先ほども述べたとおり、キャンパスによって対応しているオプションコースが異なります。単純に立地だけでキャンパスを選んでしまわないように注意しましょう。

また、後述する「学習スタイル」についても、キャンパスによって勝手が違います。学習スタイルについてもよく調べてから自分に合ったキャンパスを選びましょう。

鹿島学園の学習スタイルとは?

通信制高校といえど学習のスタイルは様々あります。それは鹿島学園の通信制課程にだけ言えることではありません。最近で多くの通信制高校で自分に合った学習スタイルを選べるようになっています。

しかしそんな数ある通信制高校の中でも、鹿島学園の学習スタイルは柔軟といえるでしょう。早速、鹿島学園の学習スタイルを見ていきましょう。

  • 週2日~5日制
  • 週1日制
  • 自宅学習制
  • 個人指導制
  • 家庭教師制
  • ネット指導制
  • 全寮制(千葉県いすみ市)

このように7つもの学習スタイルが用意されており、好きなスタイルを選ぶことができます。それぞれ読んで字のごとく、細かい説明の必要は無いかと思います。

通信制高校は学校に通わないイメージもありますが、きっちり週に5日間通うことも可能です。鹿島学園は元々、全日制の学校だったので、むしろ得意分野といえるかもしれません。学園生活や友達との交流を楽しみたい人にお勧めです。

逆に自宅学習制などのキャンパスに通う必要の無い学習スタイルも用意されています。極力自宅で学習を進めたい人にはピッタリです。

ここで注意したいのが、キャンパスが対応する学習スタイルです。例えば週に5日通いたいと思っていても全てのキャンパスで週5日制を受け入れているわけではないのです。

例えば、渋谷キャンパスでは、週1日制、週3日制の2スタイルに対応しています。

一方で、町田キャンパスでは、週2日~週5日制、週1日制、個人指導性、自宅学習制など比較的幅広く対応しています。

キャンパスを選ぶ際は、自分の希望する学習スタイルが対応しているかしっかり確認しなければいけません。

鹿島学園の学費

さて、通信制高校を選ぶ際に保護者の方、あるいは仕事をしながら通われたい方が一番気になるのが、学費ではないでしょうか。

鹿島学園の授業料は1単位の履修につき7,000円となっています。これは通信制高校の授業料としては非常に安いです。通信制高校の卒業には74単位の修得が必要なので、少なくとも518,000円がかる計算になります。しかし74単位を修得するには、少し余裕を持って履修する必要があるので厳密にはもう少しかかるイメージです。

授業料以外にかかる費用

通信制高校でかかる費用の大半は授業料ですが、その他にも下記の費用がかかります。

  • 入学金:50,000円
  • 施設費:24,000円(年間)
  • 教育拡充費:17,000円(年間)
  • 教科書代:履修する科目などにより変動
  • その他諸経費: 履修する科目などにより変動

施設費、教育拡充費については、1年ごとに発生するので注意しましょう。

通信制高校は、学年制の学校と違って、在籍年数が決まっていません。所定の単位を修得するまで何年でも在籍することができるので、長くいればいるほど、コストが増えていくということを忘れないようにしましょう。

就学支援金を使って授業料を減らせる

鹿島学園の授業料は、就学支援金を使うことで削減することができます。1単位あたり4,812円免除される場合があります。つまり1単位2,188円で履修できることになりますね。

これを74単位に適用すると、授業料は161,912円となり、実に356,088円の削減となり、大きく負担を減らすことができます。

ただし、就学支援金の給付は、家庭の経済状況などにより変動し、支援額が上記よりも大きくなる場合もあれば、支援を受けられない場合もあります。

就学支援金の詳細については、文部科学省のホームページをご覧ください。

文部科学省
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/mushouka/detail/1350167.htm

資料請求と比較が大事

このページをご覧の方は、どの通信制高校に通おうか(通わせようか)迷っている方が多いと思います。きっと鹿島学園の他にも色々な通信制高校について調べられたことだと思います。

しかし、インターネットで色々調べるだけでは不十分だといえます。通信制高校への入学を考えている場合は、必ずその高校のパンフレット、資料を請求するようにしましょう。資料の中ではネットでは知りえない、学校の雰囲気やより詳細な情報が記されている場合が多いのです。

例えば、このサイトでも皆さんが鹿島学園を選んだ場合に発生する正確な学費を算出することができません。人それぞれ異なるからです。こういった詳細な情報は、資料を取り寄せることでしか知ることができません。

何でもインターネットで調べられる時代になったといわれますが、実はまだまだわからないことも多いと実感させられるはずです。

そしてできることなら1つでは無く、候補に挙がっている複数の通信制高校の資料を請求して、比べてみることをお勧めします。最近では、複数の通信制高校から一括で資料請求ができるサイトも増えています。もちろん資料の取り寄せは無料です。

こういったサイトを駆使すれば、一つ一つホームページを調べて住所や電話番号を入力する必要もありません。是非活用して、後悔のない学校選びをしましょう。